『初恋の悪魔』10話ネタバレ感想「殺人事件解決と星砂の最後の決断」

遂に最終回!土曜ドラマ『初恋の悪魔』。人気脚本家・坂本裕二さんのオリジナル脚本ということで注目を集めています。

2022年9月24日(土)放送の第10話、あらすじネタバレ&感想をまとめました。

『初恋の悪魔』9話ネタバレ感想「真犯人が明らかに!雪松家の秘密」

2022.09.18

ネタバレ|『初恋の悪魔』10話「殺人事件解決と星砂の最後の決断」

危険を悟る男たち

注意された自動車を移動させ、鈴之介(林遣都)宅に戻った琉夏(柄本佑)は、玄関に血痕を見つけます。殺人鬼がいるかもしれないと思い、恐る恐る中に入ると、星砂(松岡茉優)の姿が見当たりませんでした。

鈴之介と悠日(仲野太賀)に電話をかけますが、つながりません。しばらくして、琉夏の電話に気づいた2人。コールバックをするも、つながりませんでした。そして、危機を悟ったように、鈴之介宅に向かって駆け出します。

追い詰められる弓弦

嫌な予感しかしない琉夏。弓弦(菅生新樹)をかくまっている部屋を開けてみると、2人の足が見えました。直後に琉夏は捕まってしまいます。

鈴之介と悠日は急いで帰って来ると、弓弦がおにぎりを片手にしていました。玄関に血痕を見た鈴之介は弓弦に聞きますが、弓弦は適当に話をでっちあげます。鈴之介は思い出したように森園(安田顕)に電話。すると玄関の靴の中に森園の電話があったのです。

弓弦を問い詰めると、おじさんと星砂が言い争いをして、その時にケガをしたのだと嘘の上塗りをします。さらに問い詰める鈴之介に、とうとう弓弦がハサミを振い、部屋に閉じこもります。悠日は星砂たちが心配でした。

何人殺した?

この場面にやって来た雪松(伊藤英明)。鈴之介は彼の息子・弓弦が部屋にこもっていることを伝えると、雪松は開口一番「何人殺した?」と驚きの発言。

鈴之介は、息子が犯した殺人を隠蔽した雪松に対して激怒します。あくまでも雪松は「自分が殺した」と言いますが、アリバイがあると鈴之介は却下します。

連続殺人事件の真相

殺人事件の真相が、8年前のキャンプの事から語られます。弓弦は楽しんでいた、ちょっとからかっていただけと思っていたのですが、大地(新城政宗)を殺してしまったのです。親である雪松はどのように隠蔽するか、弓弦を含む、子供4人に指示していたのでした。

数年後、そのうちの1人、塩澤(黒田陸)が耐えられなくなり、大地の両親に謝罪し、警察に出頭すると言い出したのでした。2年後、3年後、同じことが続き、その度に雪松は殺人事件の真相を隠蔽していたのです。

この期におよんで取引!

鈴之介の前で取引を持ち掛ける雪松。自分が罪を被ることを条件に、鈴之介の昇進を口に出します。しかし、鈴之介は、(それでは)殺人は止まりませんよと。雪松は、もうどうすればいいのか分からず、頭の中はパニックでした。

悪魔を殺せるのは悪魔だけ

弓弦の部屋に行く鈴之介。連続殺人事件に弓弦の関与はない、秘密裏に処理すると伝えます。が、鈴之介は悠日とこっそりと話を。「警察に(弓弦を)引き渡したら自分たちは何もできない、悪魔を殺せるのは悪魔だけだ」と決意する鈴之介。

部屋から出て来た弓弦を、ハサミを持って追いかけ、マウントを取り、刺そうとします。一方、悠日は部屋の中に入り、星砂たちが生きていることを確認、大声で鈴之介に伝えます。すると鈴之介はハサミを捨てて、弓弦を逮捕。雪松は自殺しようとしますが思いとどまります。

無事救出される3人

何とか無事だった3人(星砂、琉夏、森園)は病院に搬送されます。病室で気が付いた星砂は、悠日のことが好きな星砂の人格になっていました。なぜこんなこと(病院に入院)になっているのか分からない星砂。鈴之介は察して、星砂を悠日に任せて病室を出て行きます。

事件は解決

星砂が退院し、鈴之介宅では鈴之介、悠日、星砂の3人で朝食。TVでは、弓弦が逮捕されてから約1カ月、雪松の隠蔽そして朝陽(毎熊克哉)の殺害で再逮捕される見込みと伝えられていました。

リサ、釈放

森園は鈴之介宅に現れますが、門前払いをされます。それでもめげずに中に入り、鈴之介、星砂、悠日とともにカニ鍋を楽しみます。そんな中、星砂に重要事項を伝えます。リサ(満島ひかり)の釈放が決まったと!

リサと星砂

リサの迎えに行く星砂。迎えに来た星砂は、かつての人格の星砂でないことを感じていました。その後、喫茶店に行く2人。昔の人格の星砂はどこにいて、何をしているのか若干心配するリサ。星砂は「リサにもう一度会いたいと願っていた」と伝えます。

するとリサは突然「目をつぶって」とうながします。内側にこもっているもう1つの人格の星砂に語り掛けます。星砂の人格チェンジが起こり、他愛もない話で盛り上がります。

そして1人しかいなくなった

捜査が終わり、朝帰りの鈴之介を迎えたのは、朝食をとっている悠日と星砂でした。鈴之介は2人に出て行ってくれるよう伝えます。そして2人は早々に出て行きます。一人ぼっちになってしまった鈴之介。寂しさが隠し切れない様子。「元に戻っただけ」と自分に言い聞かせるのでした。

鈴之介と星砂、最後の時間

ある日、鈴之介は街で星砂を見かけます。自宅に戻った鈴之介は模型を作り、4人で過ごした日々のことを思い出していました。すると気配を感じた鈴之介は外に出てみると、星砂がお忍びできていたのです。

散歩に誘い、「今日で会えるのが最後かもしれません、言っておかなきゃと思って」と切り出す星砂。鈴之介に面と向かい「好きになりました、これからもあなたのことを思っています」と涙。すると鈴之介も涙が止まりませんでした。

その後、2人は最後の時間を力いっぱい過ごし、たくさん笑います。そして2人は別れます。

再び彼らの物語が始まる

鈴之介が寝ているところに3人(悠日、琉夏、星砂)が乱入。いきなり自宅捜査会議が始まります。4人は本当の仲間になれたのでした。

感想|『初恋の悪魔』10話「殺人事件解決と星砂の最後の決断」

鈴之介宅に戻って来て、弓弦をかくまっている部屋で悠日が目にした3人の姿にはちょっと驚きました。登場人物の中でも中心にいる存在だけに、殺されてしまったというのはさすがにないと思っていましたが、あんな見せられ方されちゃうと、「もしかして!?」と意表を突かれる展開を想像しちゃいますよね~。

連続殺人事件の真犯人だった弓弦は狂気のシリアルキラーだと思っていたのですが、8年前のキャンプでの大地くん殺害から始まり、その後の殺人も、殺した後に父親である雪松に連絡して、どうすればいいか指示をあおいでいたこと、それから今回も雪松に何度も指示をあおぐメッセージのオンパレードなところ、これらを目にすると、子供のまま大人になっちゃったんだなぁ~と感じました。

雪松も警察で事件の総指揮をとりながら隠蔽って(汗)。鈴之介に事実を突きつけられた場面での雪松の苦悩は真に迫っていましたね。さすが伊藤英明さんです!

そして、もう一つの問題、2つの人格の星砂と、鈴之介&悠日の恋愛問題の解決は、ベストではありませんが、ベターな回収ですね。一人ぼっちになってしまった鈴之介の様子にはほんと寂しさを感じずにはいられませんでした。「元に戻っただけ」との鈴之介の一言が寂しさに輪をかけるようでした。

しかし、3人(悠日、琉夏、星砂)がズカズカと鈴之介のもとに自宅捜査会議にやって来て、4人で開始する姿を見ると、本当の仲間になれたんだなぁとしみじみ感じ、よかったなぁ~と安心。これからも彼らの物語・冒険は続くようなエンディングで爽やかさがあって、良かったぁ~。

『初恋の悪魔』9話ネタバレ感想「真犯人が明らかに!雪松家の秘密」

2022.09.18



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