遂に始まった土曜ドラマ『初恋の悪魔』。人気脚本家・坂本裕二さんのオリジナル脚本ということで注目を集めています。
2022年9月10日(土)放送の第8話、あらすじネタバレ&感想をまとめました。
ネタバレ|『初恋の悪魔』8話「まさか真犯人はあの人物なのか?」
微笑ましい2人
人格が入れ替わってしまった星砂(松岡茉優)は体調不良で休職扱いになっていました。人格が戻ったら、消える前提で話をしている星砂。しかし、鈴之介(林遣都)は彼女に消えて欲しくないのでした。消えて欲しくないがゆえに鈴之介は何だかんだと理屈をこねます。
1本の電話が!
眠ってしまった星砂にブランケットをかけ、1人になっているところ、鈴之介に電話が入ります。渚(佐久間由衣)からの電話で、菜々美(あかせあかり)に逮捕状が出たので、間もなく逮捕されると。
事件がもみ消される?
署では、高校生が偽証した可能性があるので、菜々美の逮捕を待ってもらいたいと渚が食らいつきます。そこに雪松署長(伊藤英明)がやって来て、体のいいことを言ってこの件を預かってしまいます。
監視対象・雪松鳴人
鈴之介宅では森園(安田顕)が鈴之介に署でのことを聞くと「下手するともみ消されますよ」と口にします。そして雪松署長が犯人(黒い白鳥)だと思っていることを伝えます。
第1、第2、第3の事件の凶器の発見のされ方に注目していました。無実の容疑者のところから凶器を発見されるように小細工できる人物とはだれか?雪松が自分で凶器をその場に置いたと結論付けます。ターゲットを雪松にしぼり、鈴之介と森園は動き出します。
ヒントをくれたのは悠日の両親だった
免職となった悠日(仲野太賀)が、琉夏(柄本佑)と荷物を運び終えると、悠日の両親がやって来ました。悠日は「失望させて申し訳ない」と言いますが、両親は失望などしていませんでした。そして朝陽(毎熊克哉)が死ぬ前のことを言い出します。
さらに、雪松署長がおかしなことを言い出したと切り出します。朝陽が死んだ時には何日も会っていないと雪松が言っていたのに、母親は朝陽から雪松に会ったと言っていたと聞いていたのでした。
また、朝陽のスマホのパスワードが分からずにいたところ、両親から思わぬかたちで聞くことになります。
朝陽のスマホの中には・・・
鈴之介宅で朝陽のスマホの中身を開けることになります。4人でテーブルにつくとパスワードを入力、ロックの解除をします。中身をといろいろ探してみますが手掛かりになるようなものは一つもありませんでした。
そして最後の望みが、電話の着信履歴でした。その着歴をもとに、片っ端から電話をすることに。
朝陽と言う人物
着歴があった人のもとで朝陽の話を聞くと、彼の誠実で人に寄り添う姿が明らかになります。これとは逆に、警察に疑問を感じていた姿もありました。そして悠日のことも言っていて、「できるなら弟のようになりたかった」と語っていたことを悠日は教えられます。
キーパーソン「みぞれ」
いいお兄さんだったことが分かったことで、「良かった」と言う琉夏。しかし、星砂にとっては、リサを撃った悪者で、怒りが隠せませんでした。星砂の方を持つ鈴之介VS悠日の方を持つ琉夏の言い合いとなってしまいます。
この展開を制止し、悠日は、着歴にあった「みぞれ(神尾佑)」という人物のことに触れます。何度電話してもつながらず、もう一度明日かけてみると。
左腕の肘に火傷の痕がある男
寝ている鈴之介の前に森園が待っていました。鈴之介と星砂を前に、事件について話し始めます。そして、重要なポイントに触れます。それは、「左腕の肘に火傷の痕がある男」!
雪松署長の左腕に火傷があるか、鈴之介がその確認担当になります。すると、鈴之介に電話が入り、菜々美が緊急逮捕されたと。彼は署に急ぎます。
ざわつく警察署
悠日には「みぞれ」からコールバックが入ります。警察署では、ネイルがわざわざ残されていたことに疑問を持つ口木(味方良介)でしたが、署長が決めたことに口が出せませんでした。その後、鈴之介のもとに現れた雪松は、彼に昇進をちらつかせるのでした。
「あんたのお兄さんは・・・」
悠日のもとに本城(=みぞれ)がやって来ます。彼は余命わずかでした。「死ぬ前に話しておかないと」と前置きし、朝陽とのことを話し始めます。そして衝撃的な言葉を口にします。「あんたのお兄さんは、雪松に殺されたんだよ」!
本城が知っていることとは!
ある日、朝陽と会った日のことを話し出します。朝陽は雪松を尊敬していると言いますが、少し悩んだ挙句、「逃走中の容疑者を撃てと命じられた」と朝陽は語りました。通常なら考えられない事なのですが、尊敬する人の命令なので、何か理由があると朝陽は思ったのです。
しかし、命令だから撃ったけれども、相手は丸腰だったと分かりました。すると、本城は「雪松はおまえに容疑者を殺して欲しかったんだ」とストレートに言います。黙り込む朝陽。しばらくして朝陽から連絡を受け、話を聞くことになった本城。容疑者の自宅から凶器が出たとのことでした。
そして一度も警察を疑ったことが無かった朝陽が、凶器の出所を探し始めたのでした。朝陽と本城はこの件を明らかにして行きます。容疑者を犯人に仕立て上げようとしたこと、これができるのは警察内部の者だけだということを結論付けます。
危険なことなので、この件から手を引くように忠告する本城でしたが、朝陽は雪松に話すつもりでした。翌日、朝陽が転落死。「クビになりたくなかったので、何もしなかった」と本城は自分を責めます。
完璧なアリバイを持つ雪松
鈴之介と森園はそれぞれ手分けして、雪松のことを調べます。聞き込みで得た雪松のアリバイを突き合わせてみると、アリバイが完璧と分かりました。それでも森園にとっては疑いが晴れないのでした。
雪松の左腕には火傷の痕が・・・
鈴之介は雪松のところにやって来て、昇進のことを訊くふりをしてトラップを仕掛けます。わざとお茶をこぼすと、雪松は左腕の袖をまくりました。しかし、そこには火傷の痕がなかったのです。
短時間に起こる星砂の人格チェンジ
鈴之介宅では星砂が、菜々美が逮捕されるニュースを見ていました。食事をとっていると宅配がやって来ます。荷物を受け取ると、床にへたり込んでしまいました。そして人格のチェンジが起こります。残されていたカレーを食べ、出て行く星砂。彼女の行く先は、悠日のもとでした。
しかし、彼のところに到着するとまた人格チェンジが起こってしまいます。事件のことはもうちょっとだけ待ってと言う悠日。そして、「もう消えてくれなんて言わない」と謝罪します。兄がリサ(満島ひかり)に何をしたのか明らかにすると悠日は星砂に約束します。
悠日の爆弾発言
琉夏が悠日のもとに帰って来ると、悠日はとんでもないことを言い出します。「僕が殺されるかどうか、見守っていてください」と。
リサとの接見
鈴之介宅では鈴之介と星砂が、リサの状態を心配します。リサのことを任せてという鈴之介。彼はリサと接見します。
琉夏と悠日の尾行の先には・・・
事件現場の川で雪松は電話をしていました。「今帰るところ」との声。相手は前回名前だけ登場した「きょうこ」でしょうか?雪松の言葉から「きょうこ」という人物はもしかしたら・・・。琉夏と悠日は遠くから見張っていて、雪松の尾行をしていました。雪松が自宅に到着すると息子の弓弦(菅生新樹)がコンビニに出かけるところでした。琉夏と悠日は、弓弦の尾行に切りかえ・・・。
感想|『初恋の悪魔』8話「まさか真犯人はあの人物なのか?」
いよいよ大詰めと言う感じが漂って来ましたね。森園と鈴之介がターゲットを雪松にしぼり、周りを固めて行く様子が、じわじわと雪松に迫っている雰囲気があります。
雪松の方も、前回の悠日の免職処分と言い、今回に至っては、鈴之介たちが問題にしている資料を「預かっておく」との名目で、やみくもにされてしまうのではないか?と感じられる展開は、怪しさ満点でした。
星砂の二重人格がどうなるのか?鈴之介、悠日、星砂の三角関係の行方も気になるところですが、何よりも今回気になったのは、雪松の電話の相手でした。
相手が前回同様「きょうこ」という人物だとすると、雪松の話の内容から、「もしかして、『きょうこ』という人物は、星砂と同じ二重人格?」なんて思っちゃいました。
だとすると、雪松が事件をひたすら隠そうとするのは、もしかして事件の犯人が「きょうこ」だからなのかも?との考えが浮かんじゃいます。
また、その直後の息子・弓弦の登場で、その考えに輪をかけて驚くような展開を想像しちゃいました。弓弦が二重人格で、彼のもう1つの人格が「きょうこ」なのではないか?と。
そうだとすると、雪松のアリバイが完璧なのも納得できます。また、資料に残されていた「左腕の肘にある火傷の痕」が雪松にはないということも。みなさんはどうとらえましたか?