前回ローブ様の正体がマリーローズだと判明しました!
そして謎の多かったシャドー家の人々は元々「モーフ」という存在だったことも明かされました。
本来「モーフ」の時の記憶は生活していくうちにどんどん薄れていくものらしいのですが、ケイトとマリーローズだけは違っています。
人間を村からさらい、生き人形として使役するシャドーハウスのことを「人さらいの館」として批判するマリーローズ。
シャドー家の中にもケイトのように感じるシャドーがいたことは驚きです。
今回はマリーローズがケイト達に最後の授業を教えるようですが、どういった内容なのでしょうか?
ネタバレ|シャドーハウス第2期9話「最後の授業」
マリーローズはこびりつきを使って身長をごまかしたり、声音を変えており、例のショーンが嗅いだという匂いの元である花も持っていました。
また彼女ははすす能力で遠隔操作し、イザベルとミラベルにすす入りコーヒーの入った瓶を割らせたのでしょう。
その時、松葉杖をついたローズマリーが現れ、胃の中でこびりつきを洗浄されないように固定していたのだと種明かしをします。
そしてマリーローズたちはお呼ばれをされてしまったため、時間がないと言いました。
シャドーハウスで大人になるということは、お呼ばれをされたあとに儀式を経てシャドーと人間が一体化することを意味していました。
生き人形の命を奪い、体を乗っ取ってしまうことに嫌悪感を覚えたマリーローズは、館を脱出することを決意します。
亡霊騒ぎは余計なことを考える人物をあぶり出し同士を探すために起こしたものでした。
計画は中断され、マリーローズはローズマリーをすす病にさせてお呼ばれを延期させました。
そしてメインハウスの玄関から出ようとしましたが、そこは崖になっており脱出は不可能でした。
ローズマリーは自分たちのしていることは身勝手だと分かっていると言い、ケイトは優秀でもっと早く会いたかったと言います。
そしてローズマリーは班でのことを話しながらショーンとエミリコを抱きしめます。
彼女は潜めていたこびりつきを油断している2人の口に侵入させました。
一方、マリーローズもケイトとジョンを拘束しようとこびりつきを放ちます。
ケイトとジョンはマリーローズのすす能力で屋敷のこびりつきを発生させないよう、外に脱出しながら策を練ります。
しかし後ろからすぐマリーローズたちがこびりつきに乗って追いつき、絶体絶命になりました。
と思いきや、ケイトたちは水路にすすで作った橋を作って壊し、水に弱いこびりつきを落としました。
今までやみくもに走っていたのではなく、水路のことも計算してケイトたちは逃げていたのですね。
マリーローズがすす能力でケイトを自分のもとへ引き戻そうとするのを見て、怒ったジョンがすす能力を放つと、なんとローズマリーは瞬時にジョンのすすを大量のこびりつきに変えてしまいました。
そしてこびりつきたちを集めて亡霊騒ぎの時よりもさらに大きな亡霊を生み出しました。
さすがにどうすることもできず、亡霊からケイトたちは逃げ出します。
強力なマリーローズの力でも、大人たちに立ち向かえなかったという事実にケイトは打ちのめされるのでした。
一方、エドワード・アイリーン・ジェラルドの3人組に場面転換します。
彼らはシャドーと人間の一体化が成功したかを見るために、箱と呼ばれるものを確認しにいくようです。
その時、長髪に特徴的な口髭のトマスという男性がエドワードに声をかけます。
彼はエドワードに今回の一体化はおそらく失敗だろうといい、お迎えが失敗続きでは子供たちの棟の役割を降ろされるというような嫌味をいいます。
どうやらトマスは子供たちの棟の管理者の前任だったようで、エドワードが自分の後を引き継いだことを快く思っていないようです。
トマス、アイリーン、ジェラルドがシャドー化し、すす能力で戦うような一発触発の雰囲気になりましたが、珍しくエドワードが引き下がりトマスに謝罪しました。
トマスと別れたあと、エドワードはマリーローズのお迎えについて語ります。
彼はマリーローズが反乱分子の一人であり、わざと生き人形をすす病にしてお迎えを遅らせていることを見破っていました。
あの優秀だったマリーローズがなぜとエドワードは語り、自分が大人になってから何があったのかと自問します。
ついに箱の元へきたエドワードたち。
完成の箱と呼ばれるそれには、シャドーが生き人形の外に繭を作り、1週間から2週間の間に閉じこもります。出てくれば一体化は成功、出てこなければ死を意味します。
エドワードがハサミで繭を切っていくと悪臭が広がり、そこにはシャドーとの一体化に失敗し、無残な姿となった生き人形の姿がありました。
エドワードはすす量の少ないマリーローズは一体化には失敗し、反乱を企てた報いを受けてこのような姿になるだろうと思うのでした。
感想|シャドーハウス第2期9話「最後の授業」
今回は久々にエドワードたち大人のシャドーが登場しました!
エドワードは1期でも存在感が大きく、話題になっていたので再登場を待ち望んでいた方も多そうですね!(私もその1人です)
同期であるジェラルドとアイリーンはいつもは暴走気味のエドワードをいさめる役目が多かったイメージでしたが、今回は子供たちの棟の管理者の前任だったトマスに対して好戦的で驚きました。
自分が上を目指すために、他人をコマとしてしか考えていないエドワードですが、共に上を目指すジェラルドとアイリーンに対しては仲間意識が強そうですね!
初登場のトマスも、何やら一癖あるそうなキャラクターで今後どう動くかが気になります。
トマスの声は高木渉さんというベテラン声優さんで、彼の濃いキャラにぴったりでした。
そしてシャドーと生き人形の一体化の失敗例はおぞましいことになっており、『シャドーハウス』のホラー感が強い回となっていました。
漫画よりもよりグロさを増した絵柄になっていて恐ろしかったです。
マリーローズとローズマリーはすす量が少ないため、一体化は確実に失敗するだろうとエドワードが考察していたので、こんな姿になるくらいなら2人が館から脱出しようとしているのは正しい選択だといえます。
マリーローズとローズマリーが信頼しあっている姿は、とても美しいと思いますし、2人がケイトたちの力を借りてお呼ばれの前に逃げ切って欲しいと思いました!
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!