シャドーハウス第2期11話ネタバレ&感想「2人の答え」

10話ではマリーローズに追いつめられていたケイトとジョン。

巨大な亡霊につかまり、万事休すかと思われましたが、実はエミリコとショーンがすすを体に塗り主人のシャドーになりすましていました。

そして後ろから現れた本物のジョンのパンチによって見事亡霊に反撃することに成功します!

彼らの見事な連携プレーによって、自分達にいなかった仲間の絆を思い知ったマリーローズたちは大人しく星付きたちの元へと引き渡されていきました。

生き人形たちの犠牲があったとはいえ、シャドーハウスに反乱しようとしていたマリーローズ。

一体どんな処分が待ち受けているのでしょうか?

シャドーハウス第2期10話ネタバレ&感想「仲間の価値」

2022.09.12

ネタバレ|シャドーハウス第2期11話「2人の答え」

今週はOPのない冒頭から始まり、この時点からかなり不穏な空気を感じます。

マリーローズとローズマリーは互いに小さな部屋で同じ服を着させられ、監禁されていました。

このような状況になってもローズマリーは明るく、主人がよく眠れたか気にかけています。

さすがにマリーローズはこのような状況になって眠れなかったようです。

一方、ケイトとジョンはマリーローズとの戦いからかなり疲労しており、ずっと眠っていたようです。

エミリコはケイトが起きたことを喜び、一通の手紙を渡しました。

それは星付き・バーバラからの手紙であり、彼女の部屋に呼び出されたケイトは「マリーローズがおじいさまと共にある棟で罰を受けることになった」と告げられます。

栄光の廊下という子供の棟と大人の棟を繋ぐ渡り廊下で引き渡しが行われることとなり、当事者のケイトにも立ち会うようにと言われます。

ふと彼女の部屋に、星付きの勲章が置かれていることに気付いたケイト。

誰かが勲章をつけているのを見たことがないとケイトが指摘すると、バーバラは「知る必要はないことだ」と言って一蹴します。

しかしケイトが部屋を出ようとすると、バーバラはマリーローズを止めたことに礼を言いました。

渡り廊下を歩いている途中、マリーローズは、バーバラに「共に大人になろう」といった約束を破ったことを謝ります。

ここからバーバラの回想が始まります。

お披露目で多くの人間が落とされてしまうことを気にかけたクリストファーは、子供たちの棟で教育をすれば落とされるのが少なくなるのではないかと提案します。

そこへエドワードがやってきて、館は優秀な者を選別しているのであって、劣っている者にも教育をするのはおかしいのではないかと言います。

反論するバーバラのことを役立たずと言いますが、クリストファーはうまくとりなします。

また、バーバラはマリーローズとクリストファーが好き合っているのではないかと聞きますが、そんなことはないと聞き安心します。

それぞれ自分の特技を活かして子供たちに教育をすることになり、エドワードは識字と音楽、運動神経のいいバービーは体育を任され皆のランニングを担当することになりました。

しかし、クリストファーがお呼ばれされたことによって良くなっていた環境は一変しました。

周囲は皆やる気をなくし、バーバラはクリストファーの意志を継ごうとしますが、マリーローズにも力を貸してほしいと頼みますが、部屋に閉じこもってしまった彼女に拒否されます。

絶望したバーバラは大量のすすを出し、傍にいたバービーの顔に傷がついてしまいました。

大切な生き人形の顔を傷つけてしまったことで、バーバラは子供たちの棟の管理者だったトマスから「お前は大人になれない」と言い渡されてます。

本来なら処分される所でしたが、代わりに子供たちの棟の秩序を守らせることと、顔の傷を治すことを条件にバーバラは解放されました。

この時、星付きはお呼ばれの印ではなく、子供たちの棟の教育係という意味になります。

ケイトが見つけた星付きの勲章は「いつか自分のクリストファーのようになったらつける」という願いの元、バーバラが自分の部屋に置いておいたのでした。

バーバラがこれまで子供たちに恐れられるようになるまで徹底的に教育をするようになったのは、いつか再びクリストファーと出会うためでした。

話は今に戻り、マリーローズの引き渡しが始まりました。

エドワードの口からクリストファーの名が出た時、バーバラは思わず「なぜ子供たちの棟の管理者はクリストファーではないのか」と問います。

確かにこれまでの話からすると、エドワードさえも一目を置いていたクリストファーが適任ですよね。

そしてここからマリーローズの述懐が始まりました。

モーフの記憶のあったマリーローズは、洗脳のことを知っていたため、クリストファーの生き人形であるアンソニーにとローズマリーにすす入りコーヒーをやめさせていました。

しかしある日、お呼ばれをされたはずのアンソニーがローズマリーの部屋に戻ってきました。

彼の様子はおかしく、「自分達に洗脳が必要だったのは一体化を抵抗なく受け入れさせるためであった」と語ります。

一体化がアンソニーの体を乗っ取ることであると知ったクリストファーは、なんと自殺してしまったのでした。

アンソニーの洗脳を解いたことは間違いだったのかとマリーローズは自分を責めます。

そしてバーバラにはクリストファーの自殺のことは伝えず、2人の距離はさらに広がってしまったのでした。

再び栄光の廊下で、エドワードはマリーローズが一体化の事実を知っていることを指摘し、内通者がいるのではないかと暴きます。

しかしそこでマリーローズは巨大な亡霊を作り出し、エドワードを捕まえますが、エドワードのすす能力により妨害されます。

エドワードの能力は、すすで空気を振動させ音を操ることでした。

追いつめられたマリーローズは、「大切なものを犠牲にして一体化をするくらいなら」とローズマリーと共に窓から身を投げました。

2人は抱き締め合い、ゆっくりと落ちていきます。

こうして最後までマリーローズは気高いまま、舞台から退場したのでした。

感想|シャドーハウス第2期11話「2人の答え」

ついにクリストファー・マリーローズ・バーバラの3人の過去が明かされました。

昔のバービーの表情は無邪気で可愛らしかったですし、バーバラも自信のない感じで思わず守ってあげたくなる少女だったのですね。

またベンジャミンも今のように肉体派ではなく、なよなよとしていた少年でした。

エドワードは昔も今もあまり変わりませんが、クリストファーに後輩の教育を任された時はどこか誇らしげで子供らしさが残っていました。

一途にクリストファーに恋をし、クリストファーも病弱なバーバラを放っておけず2人で一緒に走っている姿は微笑ましかったです。

そんなバーバラの表情が一変し、星付きの役を病的に全うしようとしているのは、頑張っていればいつか大人になったクリストファーに会えるからという理由だったのが人間的で意外でした。

そしてその分、マリーローズの口から語られたクリストファーの自殺の事実はショックでした。

マリーローズも未来を期待していただけに、シャドーハウスへの怒りは大きかったのでしょう。

彼女の今までの行動にも納得がいきましたし、この回を見るとEDでのマリーローズとバーバラの関係性がよく分かりますね。

マリーローズがもし、バーバラに計画を話せば何か未来は違ったのでしょうか?

もしかしたら今のケイトたちのように仲間となって、シャドーハウスに共に立ち向かうことが出来たのかもしれません。

そんな対比がまた切ないです。

ラスト、マリーローズとローズマリーは2人微笑みあい、飛び降りたシーンは『シャドーハウス』屈指の名シーンではないでしょうか。

いよいよ最終回も近づき、ますます目が離せません!

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

シャドーハウス第2期10話ネタバレ&感想「仲間の価値」

2022.09.12



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